株式会社アタゴに設置した太陽光発電の空撮写真

自家消費型太陽光発電 導入事例
株式会社アタゴ 深谷工場 様

営業担当の対応力、施工の技術力が導入の決め手

1940年に創業し、光の屈折を利用した計測器の屈折計(糖度計・濃度計)の開発・製造メーカーとして、高いシェアを誇る株式会社アタゴ。フェラーリの工場をモデルとし、グッドデザイン賞も受賞した深谷工場への太陽光発電システムの導入に際し、決め手となったのは営業担当者の対応力・提案力と施工の技術力であったという。今回導入いただいた、深谷工場の若原部長に、自家消費型太陽光発電導入の背景を伺った

自家消費型太陽光発電 導入事例 インタビュー

──まず、貴社の製品である屈折計について教えていただけますでしょうか。

「光の屈折」の原理を使って、果物の糖度を測ったり、料理・食品の濃度を測る装置です。光学機器ということもあり、プリズムの加工から組み立てまで、かなりの精度が要求されます。
プリズムの角度がほんの少しずれるだけでも測定できなくなっちゃいますから、職人技に近い工程も多いです。国内生産にこだわっているのも精度の追及の部分が大きいですね。

アタゴが生産する屈折計

主力商材の手持屈折計「PALシリーズ」。本体上部の穴に測りたい液体を垂らし、濃度・糖度などを計測することができる

──そういったこだわりもあり、株式会社アタゴ様の屈折計は、国内シェアが80%だと伺いました

そうですね。農家さんが果物の糖度を測るような用途にも使われていますし、糖度や塩分量、濃度などの面で安定した品質を保ちたい店舗様でも評価いただいています
例えば、大手牛丼チェーン様でもほぼ全店導入いただいていますし、老舗の果物専門店・老舗の和菓子店様にも導入いただいています。
和菓子店様にうかがったのですが、和菓子のあんこって、練るのがとても難しいんですよね。その日の気温や湿度、あとは原材料の水分量などで全然変わってきてしまう。だから、天秤で材料を測るとか、温度を測るのと同じ感覚で糖度を測るとうかがいました。

──そんな屈折計を製造する深谷工場のご紹介をいただけますでしょうか

こちらの工場は2011年に竣工しました。プラスチックの成形や基盤の生産から、全世界への発送までを一貫して行っています。第一工場と第二工場合わせて140名ほどが働いています。

株式会社アタゴ 深谷工場の外観

今回設置いただいた深谷工場の外観。フェラーリの工場をモデルにしたデザインで、工場内外にこだわりが詰まっている

社長がフェラーリのイタリアの工場に感銘を受けたとのことで、フェラーリの工場を参考に設計されていて。グッドデザイン賞も受賞しています。

──そんな深谷工場にこのたび太陽光発電システムを導入いただきました。自家消費型太陽光発電はご存じだったのでしょうか?

たしか新聞でそのような趣旨の記事を読んだことがあったんです。工業系の新聞に「太陽光発電には、売電以外にもメリットがある」と、どこかの大学による記事が掲載されていました。
いままでは、売電しないと元が取れないというイメージが強かったのですが、その記事で「蓄電池などを使わない一番シンプルな状態」でも魅力があると知りました。

株式会社アタゴに設置した太陽光パネル

深谷工場に設置した太陽光パネルの外観

──仰るとおり、自家消費型太陽光発電にはコスト面やCSRなど様々なメリットがあります。アタゴ様の場合はどの部分に魅力を感じたのでしょうか

いくつも理由がありますが、その中でも今年の年度方針として「廃棄ゼロ」を目指していたことが大きいです。
「社員が会社に自信を持てるように」と、地域貢献はいままでもやっていましたが、それだけではなく、廃棄ゼロプロジェクトをやっています。
例えば、シュレッダーのゴミや、化粧箱の加工でカットした端材を梱包材に加工しています。ウレタンを切り抜いたあとの端材も、もう一度細かく砕いて再形成することも企画しています。
「廃棄ゼロ」を実現するハードルは高いのですが、ひとつひとつできることをやっていっています。

そういう環境負荷を低減する施策を選ぶ中で、太陽光発電が候補にあがりました。
環境負荷の低減と、電気代削減ですね。両方の面から、「いいところばかりだな」と思いまして。

──そこまで環境を考慮されていたのですね

もともと工場自体のポイントとして「内製化率を上げる」ことも目指しているんです。
例えば、「金属加工したときに出た粉を集めて、溶解して型に流してもう一度使おう」といったことにも興味を持ち、調査中です。

アタゴの社風

「社員が会社に自信を持てる会社」であることを宣言する、会社の方針

工業団地ではないので、近くに民家もあるので大きな音がするものは内製化しませんし、
あとは、塗装とかメッキとか、廃液を出してしまう環境負荷の高いものは、会社の方針として取組みません。
ですが、それ以外のできる部分は、自分たちで作ってしまう。それってエコの側面もありますよね。

そうなると、「自家発電としてのソーラー」っていうイメージはマッチすると思いました。

──電気代の削減という面では、ほかの削減方法と比較したりはしましたか?

削減というわけではないですが、節電という面ではいろいろ試したんですよ。電気代が高いので……

この工場って、屋根がガルバリウム鋼板なので、夏がすごく暑いんですよ。
一時期は屋根の上に井戸水を散水していたんですが、近隣の道路工事がきっかけで井戸水が使えなくなってしまいました。
水道水を撒くとコストが嵩むので散水しなかったら、去年なんかは特に暑くて電気代がすごかったんです。
電気代を抑えるためには、ピークが関係するじゃないですか。
だから使用量のピークを抑えるためにエアコンを入れるタイミングをずらしたり、冬は使い捨てカイロを配ったりとか。
そうやっていろいろ努力したんですけど、ただやっぱり限界はありましたね。

──実際に太陽光発電システムを設置してみて削減量にはメリットを感じていただけそうでしょうか?

実際に今日の測定値を、さっき見てみたんですよ。

それを見ながら社内でも話してて改めてびっくりしたんですけど、今日って日中でも結構寒いじゃないですか。(注:取材は2020年1月末)
これでエアコンもつけていて、半分くらいは発電してまかなえているので。すごいなあと(※)。

※ 太陽光発電システムは【設置地域の日照量】【設置場所・設備固有の影響】【設備の電気使用量】【天候要因での停止・発電量低下】【パネルの汚れやその他外因】などにより、発電量・自給率が変動いたします。
取材日当日の発電量に対する感想であり、実際の導入時の効果実感を保証するものではございません。

──削減面といえばLEDはすでに導入されてらっしゃいますが、こちらは建てられたときから導入していたのでしょうか?

LEDは3年くらい前からですね。近くにアイリスオーヤマさんの工場と倉庫があって、そこと深谷市の企業交流会でお知り合いになって、それがきっかけでした。

──ありがとうございます。ここからは弊社との関係についてうかがいたいと思います。他社様との比較や社内での意思決定はどのような感じだったのでしょうか

商談自体は前任者が進めていたのですが、何社か検討していたと聞いています。
もともと最初は他社さんで検討していたのですが、営業担当と全然コミュニケーションが無かったと聞いています。
あとは、施工が綺麗なところを選ぼうという話にもなっていまして、
色々探していて、エコスタイルさんを見つけてご相談させていただきました。

──他社と比較して営業担当の対応にご満足いただけたということでしょうか

非常に満足しています。スムーズに進めていただきました。
ちょっと工事に際して要望を出させていただいたんですよ。

もともと、屋根の太陽光パネルからパワーコンディショナーの置いている場所まで、工場の外を大回りさせる提案だったんです。
それを「どうにかできないか」と相談したら、営業担当者様から、「ここをストレートに通す選択肢もあります、電力ロス的にも大きくないです」と再度提案をいただきました。

アタゴの太陽光パネル別角度

画面右側のパワーコンディショナー(PCS)に向けて、当初は工場の外周に沿わせて配線する予定だった。アタゴ様の要望とエコスタイルの提案で、PCSと社屋の間のアスファルトを掘削し、配線を最短距離に変更した

ちょうど、工場の裏手のアスファルトもやり替えてしまおうと思っていたので、そこを加味したうえで納得いく提案をいただきました。
本当に急な変更だったのですけど、聞いていただけて感謝しています。

──施工内容についてはいかがでしょうか

工場の隣の丘が高いので、屋根が見えるんですよ。
改めて見たときに、やっぱり見た目が綺麗なので満足しています。

太陽光を当初渋っていた理由のひとつが外観なんですよ。
屋根の上に置くときに、台座などで嵩上げすると思っていたので、外観的に崩れることを心配していました。
弊社の社長もおそらくそうだったと思うんです。
ただ、この工場も竣工から年数が経ってきて、見た目的にも落ち着いてきている状況でもあったので。
「じゃあもう、太陽光発電を置いても悪くないんじゃないか」とそういった話になりました。

アタゴ設置面の画像

若原様の語る丘側から見たイメージ。工場の前には荒川が流れている。「水の見える場所」もアタゴ様のこだわりで、国内拠点はすべて水辺にあるのだという。

外観についてもご相談させていただいて、屋根と太陽光パネルの間の隙間を最低限で設置していただきました。
上から見ると、屋根の上にピッタリとくっついているように見えますし、あれはすごいなあと思っています。

──施工担当者とのやりとりもあったと思いますが、そちらはいかがだったでしょうか。

施工の方の対応もよかったです。
工事に入る前に、
「資材の置く場所や工事の段取りなどを、お互いに現地で確認しながら打ち合わせがしたい」
と要望させていただいたんです。

そのあと、その日のうちか翌日には来ていただいて、全部お話を聞いていただきました。
色々と現地でも追加の要望や質問をさせていただいたのですが、その翌日には対策案の解答をいただきまして。
そのスピード感が良かったですね。

──今後、もっと自家消費型太陽光発電を提案させていただきたいと思っています。なにか足りない部分はありますでしょうか

足りないところではないのですが、もっとアピールできる部分があるんじゃないかと思います。
一番アピールされているところは、節電や環境の側面だと思います。

それに加えて、最近は大きい台風や地震の心配があります。
我々のように設置いただく側としては、災害対策としての面をアピールいただくと安心感につながります。
なので、先日営業担当者様に「施工してからが、我々との本当のお付き合いになります」と言っていただけたので、
大変ありがたかったですね。

ご提案の際にも、事前にしっかりと強度計算していただいて、
「これだけ強度があります。安心してください」
と言っていただきました。

この建物を建てられた建築会社様ともしっかりやり取りをしていただいて、それも踏まえて強度を確認していただいたんです。
あとは、モニタリングサービスのご提案ですね。
実際に発電の結果を見て、「これだけ効果がある」というのが見えるとやっぱりうれしいです。

そういう、導入前後にこちらが不安に感じる部分のお話をもっと伝えていただくと、魅力が増すように思いました。

株式会社アタゴ

屈折計の国内シェアで約80%、海外シェア30%。1940年設立当初から屈折計を手掛け、手持屈折計を世界で初めて開発。光学レンズや金属部品の加工〜レンズ・部品に電子回路も組み立てて調整・検査まで自社国内工場で一貫して行いメイド イン ジャパンにこだわっています。

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